入念な手作業による精緻かつ優雅なデザインのノートです。 ウィリアム・モリス(1834-1896）は、アーツ・アンド・クラフツ運動の最も有名な提唱者の一人です。織物やプリントされたテキスタイルのデザインを制作するにあたり、モリスは古い手彫り版画の技術を使い、まわりの自然界から着想を得ました。彼が喚起した古風な花柄や植物模様は装飾芸術の定番となり、中でもモリス作品の象徴であるウィンドラッシュのデザインは、本書の表紙を優美に飾っています。 原作品: ウィリアム・モリスのスケッチ（鉛筆と水彩） 年代: 1881 地域: サリー, イギリス ウィリアム・モリス (1834-1896)は、装飾芸術の分野で最も高い評価を得ている人物の一人です。テキスタイルデザイナーとしてモリスが確立した独自のスタイルは、同時代の人々を魅了するとともに 、デザインや装飾に興味を持つモリス以降の人々にとっての評価の基準点にもなっています。モリスの創作のアプローチ法は、美の本質は何であるのかという明白な考えと芸術や手工芸の不可欠な価値への強い信念によって特徴づけられています。モリスと社会理論家のジョン・ラスキンの理想が原動力となったアーツ・アンド・クラフツ運動は、単なる美育推奨ではなく、それと同じほどに産業によって観念的に生産される物への反発でもありました。 オックスフォード大学で古典を学びながら、モリスは中世の歴史や社会的価値、芸術に対する興味を深めていきました。中世にまつわるものに価値を見出す中で、彼がたびたび採用している15～16世紀の「千花模様（ミルフール）」スタイルの模様のように、彼自身のデザインを見つけていったのです。大量の装飾的な小花や植物で背景を埋める特徴的なこのスタイルは、フランスやベルギーのタペストリ制作の伝統と密接な関係があります。 影響力のある作家で、揺るぎない信念を持った社会運動家でもあったモリスは、産業化がもたらす人的生産性への影響に愕然としました。新しいやり方は、個々のスキルや手仕事による制作過程で生まれる達成感という価値をむしばむものでした。そんな時、中世の手工芸のギルド（職業別組合）は、誰もが自身のスキルに応じて貢献できる理想的な形態であると気づきました。その取り決めのもとに行われる芸術と創作は、作り手にとっても消費者にとっても生きた経験をもたらすものでした。数名の同じ志の仲間と共にインテリアデザインの事業を起こした時、中世のギルドのスタイルを取り入れ、昔ながらの労働集約的手法による生産法を採用しました。 最終的にモリスが信じたのは、伝統的な手工芸こそが高い品質を確保できるということでした。そのため、自身の調度品にも伝統的なはた織り機や古い手彫り技術による木版画を用いました。作品のモチーフについては主な発想の源を自然の中に求めました。それは腐敗した産業革命への抵抗の意味も含まれていました。 このウィンドラッシュのデザインの凝った模様は、モリスの自然主義への不変の興味が反映されています。ここで再現したのはモリスが世界的に評価されるようになった頃にあたる1881年に作られたテキスタイルで、現在でも高い人気を誇る模様です。 商品名：【 Flexis ウィリアム・モリス ウィンドラッシュ ミニ 】ペーパーブランクス Flexis 高級ノート ソフトカバー 手帳 カバー：ソフトカバー 中紙：罫線（罫線間隔 6.60mm） サイズ：ミニサイズ（95×140mm） ページ数：208ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：あり 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

ミニアチュール by 亀江道子 神は細部に宿る。亀江道子の細密画（ミニアチュール）作品には、まさに繊細な神の顕現がいたるところに見られます。本シリーズでは、亀江の「小花詰め」デザインを再現。もとの作品は、京薩摩焼の伝統技法を用いながら、陶磁器に色絵金彩で絵付けを施したものとなっています。花が咲き乱れる万華鏡の華麗なイメージと共に、線と色のひとつひとつに確かな技が感じられるデザインです。 原作品: 亀江道子作「小花詰め」京薩摩ティーカップ 年代: コンテンポラリー 地域: 京都、日本 神は細部に宿る。亀江道子の細密画（ミニアチュール）作品には、まさに繊細な神の顕現がいたるところに見られます。本シリーズでは、亀江の「小花詰め」デザインを再現。オリジナル作品は、京薩摩焼の伝統技法を用いながら、陶磁器に色絵金彩で絵付けを施したものとなっています。 亀江道子は1978年生まれ。京都伝統工芸専門学校に学び、卒業後はヨーロッパ・アジア各地を旅して細密画の腕を磨きました。亀江は小さな作品の中に美を凝縮していき、美しさはやがて頂点に。「小花詰め」は、花が咲き乱れる万華鏡の華麗なイメージと共に、線と色のひとつひとつに確かな技が感じられるデザインです。 自然の花々を緻密に表現した亀江道子の作品からは、精密な描線と色使いにこだわる京薩摩焼の技法が見てとれ、息を呑むほどに美しい金彩がアクセントとなっています。 サイズ 幅: 220mm 高さ: 30mm (1¼") 厚さ: 68mm (2¾") CLOSURE マグネット式カバー Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

ブナ材とダークブラウンの革で作られたオリジナルの柄で、かつてエレミア・シュヴァイクリヌムの「主の晩餐の手引き」が収められていました。1568年、ドイツ・ニュールンベルグのベルク＆ノイバー印刷所（女性社長カタリーナ・ゲルラヒン）で制作されたものである。 原作品: ジェレマイア・シュヴァイグリナムの『聖餐の手引書』に使われていた表紙 年代: 1568 地域: ニュルンベルク、ドイツ このノートを開いて幅広い可能性を発見して下さい！表紙デザインは、1568年に遡ったドイツの製本を特徴とし、装飾を施した箔押しの表紙は、その可能性の道へと手引きしているようです。 もともとはジェレマイア・シュヴァイグリナムの『聖餐の手引書』に使われていた表紙で、ドイツニュルンベルクにあるBerg & Neuber印刷所で制作されました。当時、カタリーナ・ゲルラチンという女性ディレクターがいることでその名が知れ渡っていました。 16世紀のドイツ美術は、当時ヨーロッパ全土に波及した北方ルネサンスの影響を強く受けています。あふれんばかりのゴールドの装飾に重点を置いたこの表紙デザインは、当時の芸術的な表現を象徴しています。オリジナルの製本はブナ材と焦げ茶色の皮で作られていて、現在クンストパラスト美術館に保存されています。何世紀もの時を経過し、製本は劣化してしまいましたが、ペーパーブランクスのデザインチームは数えきれないほどの多くの時間を費やして、赤とゴールドの輝きを復元致しました。 「黄金の道」のノートは、純粋な創造力とインスピレーションを皆様に与えてくれるでしょう。 商品名：【 黄金の道 ミディ 】ペーパーブランクス 高級ノート ハードカバー 手帳 カバー：ハードカバー（ゴムバンド式） 中紙：罫線（罫線間隔 6.67mm） サイズ：ミディサイズ（130×180mm） ページ数：144ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：あり 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

ブナ材とダークブラウンの革で作られたオリジナルの柄で、かつてエレミア・シュヴァイクリヌムの「主の晩餐の手引き」が収められていました。1568年、ドイツ・ニュールンベルグのベルク＆ノイバー印刷所（女性社長カタリーナ・ゲルラヒン）で制作されたものである。 原作品: ジェレマイア・シュヴァイグリナムの『聖餐の手引書』に使われていた表紙 年代: 1568 地域: ニュルンベルク、ドイツ このノートを開いて幅広い可能性を発見して下さい！表紙デザインは、1568年に遡ったドイツの製本を特徴とし、装飾を施した箔押しの表紙は、その可能性の道へと手引きしているようです。 もともとはジェレマイア・シュヴァイグリナムの『聖餐の手引書』に使われていた表紙で、ドイツニュルンベルクにあるBerg & Neuber印刷所で制作されました。当時、カタリーナ・ゲルラチンという女性ディレクターがいることでその名が知れ渡っていました。 16世紀のドイツ美術は、当時ヨーロッパ全土に波及した北方ルネサンスの影響を強く受けています。あふれんばかりのゴールドの装飾に重点を置いたこの表紙デザインは、当時の芸術的な表現を象徴しています。オリジナルの製本はブナ材と焦げ茶色の皮で作られていて、現在クンストパラスト美術館に保存されています。何世紀もの時を経過し、製本は劣化してしまいましたが、ペーパーブランクスのデザインチームは数えきれないほどの多くの時間を費やして、赤とゴールドの輝きを復元致しました。 「黄金の道」のノートは、純粋な創造力とインスピレーションを皆様に与えてくれるでしょう。 商品名：【 黄金の道 ミニ 】ペーパーブランクス 高級ノート ハードカバー 手帳 カバー：ハードカバー（ゴムバンド式） 中紙：罫線（罫線間隔 6.60mm） サイズ：ミ二サイズ（95×140mm） ページ数：176ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：あり 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

金襴の花 金襴の花シリーズのノートは、ドイツで保管されているアンティーク紙のコレクションを再現しています。この「バイエルンフラワー」のデザインは、17世紀後半にバイエルン地方で作られた装飾芸術を代表するカラフルな花のモチーフを特徴としています。 原作品: アンティークの紙サンプル 年代: 17世紀後半 地域: ドイツ このバイエルンフラワーのデザインにより、装飾紙の制作というこれまで正当な評価を受けてこなかった芸術にスポットライトを当てました。何世紀にもわたり、生活のあらゆる場面で多用されたのは革やテキスタイルでした。この傾向は17世紀の終わり頃に変化が訪れました。というのもバイエルン地方の草分け的製紙業者が、新たな素晴らしい仕上げ方法を装飾芸術に用いるようになったためです。その芸術様式の特に魅力的な部分の見本といえるのがこのデザインで、熟練の製紙技師が採用している幅広い技術が盛り込まれています。 このバイエルンフラワーのデザインは「ダッチ・ギルト紙」の名で知られる材料を再現しています。この紙の大きな特徴の一つは、エンボス加工や金箔押しの技術を活用して作られた緻密な模様の下に、まだらに色が付けられていることです。この種類の装飾紙の多くはドイツのバイエルン地方で生産されていましたが、ヨーロッパでの貿易を主導していたのはオランダの商人たちでした。紙流通もその貿易システムに組み込まれていたため、ドイツで生産された紙がオランダのものとして知られることになったのです。 産業化時代が始まる前、金箔押し、エンボス加工、凸版印刷、金襴（生地の模様が隆起するような織り方）などの技術は、素材を豪華に飾るための主な手段でした。これらは今でも採用される方法ですが、現代のインテリアデザインは、産業革命前のデザイナーたちと比べて、厚みのあるカーテンや重厚な革製の壁紙、金箔をおしたものなどをほとんど使わなくなっています。このバイエルンフラワーの装飾紙を贅沢に使った表紙は「控えめな豪華さ」が人気となる、その前の時代を彷彿させます。 金銭的に余裕のある人々は、高級な装飾紙を美しいオブジェとして集めていました。この類の趣味は人気があったため、今日まで装飾紙の一部が未使用の状態で保存されています。そのおかげで見た目の豪華さに触れることができ、バイエルンフラワーの表紙作成に至りました。 商品名：【 Flexis バイエルンフラワー ミニ 】ペーパーブランクス Flexis 高級ノート ソフトカバー 手帳 カバー：ソフトカバー 中紙：罫線（罫線間隔 6.60mm） サイズ：ミニサイズ（95×140mm） ページ数：208ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：あり 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

金襴の花 金襴の花シリーズのノートは、ドイツで保管されているアンティーク紙のコレクションを再現しています。この「バイエルンフラワー」のデザインは、17世紀後半にバイエルン地方で作られた装飾芸術を代表するカラフルな花のモチーフを特徴としています。 原作品: アンティークの紙サンプル 年代: 17世紀後半 地域: ドイツ このバイエルンフラワーのデザインにより、装飾紙の制作というこれまで正当な評価を受けてこなかった芸術にスポットライトを当てました。何世紀にもわたり、生活のあらゆる場面で多用されたのは革やテキスタイルでした。この傾向は17世紀の終わり頃に変化が訪れました。というのもバイエルン地方の草分け的製紙業者が、新たな素晴らしい仕上げ方法を装飾芸術に用いるようになったためです。その芸術様式の特に魅力的な部分の見本といえるのがこのデザインで、熟練の製紙技師が採用している幅広い技術が盛り込まれています。 このバイエルンフラワーのデザインは「ダッチ・ギルト紙」の名で知られる材料を再現しています。この紙の大きな特徴の一つは、エンボス加工や金箔押しの技術を活用して作られた緻密な模様の下に、まだらに色が付けられていることです。この種類の装飾紙の多くはドイツのバイエルン地方で生産されていましたが、ヨーロッパでの貿易を主導していたのはオランダの商人たちでした。紙流通もその貿易システムに組み込まれていたため、ドイツで生産された紙がオランダのものとして知られることになったのです。 産業化時代が始まる前、金箔押し、エンボス加工、凸版印刷、金襴（生地の模様が隆起するような織り方）などの技術は、素材を豪華に飾るための主な手段でした。これらは今でも採用される方法ですが、現代のインテリアデザインは、産業革命前のデザイナーたちと比べて、厚みのあるカーテンや重厚な革製の壁紙、金箔をおしたものなどをほとんど使わなくなっています。このバイエルンフラワーの装飾紙を贅沢に使った表紙は「控えめな豪華さ」が人気となる、その前の時代を彷彿させます。 金銭的に余裕のある人々は、高級な装飾紙を美しいオブジェとして集めていました。この類の趣味は人気があったため、今日まで装飾紙の一部が未使用の状態で保存されています。そのおかげで見た目の豪華さに触れることができ、バイエルンフラワーの表紙作成に至りました。 商品名：【 Flexis バイエルンフラワー ミディ 】ペーパーブランクス Flexis 高級ノート ソフトカバー 手帳 カバー：ソフトカバー 中紙：罫線（罫線間隔 6.67mm） サイズ：ミディサイズ（130×180mm） ページ数：176ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：あり 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

アイルランドのイラストレーター、ウィリアム・キルバーン (1745-1818) の作品には、クラシカルな印象の花模様が持つ不変の魅力があふれています。ウィリアム・カーティスが書いた18世紀のイギリスの園芸に関する包括的な本『Flora Londinensis (ロンドンの植物)』が注目される中、その影に隠れつつもキルバーンもデザイナーとして、またキャリコ（更紗）の染色家として先駆的な存在でした。キルバーンには国内の花々と外来の植物をうまく組み合わせる特異な才能がありました。 原作品: ウィリアム・キルバーンのテキスタイルデザイン 年代: 1700年代後半 地域: イングランド アイルランドのイラストレーター、ウィリアム・キルバーンの植物作品には、花模様が持つ不変の魅力があふれています。キルバーン(1745 -1818)は、18世紀にウィリアム・カーティスが書いた植物の本"Flora Londinensis（ロンドンの植物）"に収載された実物大の水彩画や署名入りエッチングには後れをとりましたが、独力でキャリコ（更紗）の草分け的デザイナーとして、また染色家として活躍しました。 アーツ・アンド・クラフツ運動の主導者であったウィリアム・モリスと形式は似ていますが、キルバーンが描いた模様はモリスの１世紀近く前から存在しています。キルバーンの自由で遊び心のある感覚は、きっちりと定型化し模様を細かく繰り返すモリスのスタイルとは対照的です。最も繊細で崇拝されているデザインは、海藻のモチーフを使ったもので、ここではイソギンチャクやサンゴ、コケとの珍しい組み合わせを披露しています。事実、海藻の模様は非常に注目を集めたので、テキスタイル業界の共同出資者となった後、シャーロット王妃の衣装のために海藻模様の一つを献上する機会を得ました。 モリスと同様に、キルバーンもまだ存命中であった時から、人としても作品自体も重要な役割を果たし、あとに続く装飾芸術家たちに影響を与えました。彼の作品の人気が高まるにつれ、実力の劣った職人や大量生産する組織などによって模倣されるようになりました。自身の作品があちらこちらで複製されていることを知ったキルバーンは、作品の知的財産を守ろうとしました。作家の権利を守る活動家となり、テキスタイル業界における著作権の保護を議会に訴えた彼は、後のテキスタイル作家たちが繁栄するための道を開いたのです。 しかし努力もむなしく、残念ながらキルバーンは著作権侵害を止めることができませんでした。彼のデザインは模倣され続け、ついに1818年に彼は破産の末に亡くなりました。ここでキルバーンのプリントに再び息吹を与えることができることを嬉しく思います。彼の名前は世界ではそれほど知られていないかもしれませんが、現代の壁紙のデザインやアーツ・アンド・クラフツ運動、そして作家を守る今日の著作権法を通じて、彼の影響を見ることができます。 商品名： 【 アネモネ ミニ 】ペーパーブランクス 高級ノート ハードカバー 手帳 カバー：ハードカバー（マグネット式カバー） 中紙：罫線（罫線間隔 6.60mm） サイズ：ミディサイズ（100×140mm） ページ数：176ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：なし 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

アイルランドのイラストレーター、ウィリアム・キルバーン (1745-1818) の作品には、クラシカルな印象の花模様が持つ不変の魅力があふれています。ウィリアム・カーティスが書いた18世紀のイギリスの園芸に関する包括的な本『Flora Londinensis (ロンドンの植物)』が注目される中、その影に隠れつつもキルバーンもデザイナーとして、またキャリコ（更紗）の染色家として先駆的な存在でした。キルバーンには国内の花々と外来の植物をうまく組み合わせる特異な才能がありました。 原作品: ウィリアム・キルバーンのテキスタイルデザイン 年代: 1700年代後半 地域: イングランド アイルランドのイラストレーター、ウィリアム・キルバーンの植物作品には、花模様が持つ不変の魅力があふれています。キルバーン(1745 -1818)は、18世紀にウィリアム・カーティスが書いた植物の本"Flora Londinensis（ロンドンの植物）"に収載された実物大の水彩画や署名入りエッチングには後れをとりましたが、独力でキャリコ（更紗）の草分け的デザイナーとして、また染色家として活躍しました。 アーツ・アンド・クラフツ運動の主導者であったウィリアム・モリスと形式は似ていますが、キルバーンが描いた模様はモリスの１世紀近く前から存在しています。キルバーンの自由で遊び心のある感覚は、きっちりと定型化し模様を細かく繰り返すモリスのスタイルとは対照的です。最も繊細で崇拝されているデザインは、海藻のモチーフを使ったもので、ここではイソギンチャクやサンゴ、コケとの珍しい組み合わせを披露しています。事実、海藻の模様は非常に注目を集めたので、テキスタイル業界の共同出資者となった後、シャーロット王妃の衣装のために海藻模様の一つを献上する機会を得ました。 モリスと同様に、キルバーンもまだ存命中であった時から、人としても作品自体も重要な役割を果たし、あとに続く装飾芸術家たちに影響を与えました。彼の作品の人気が高まるにつれ、実力の劣った職人や大量生産する組織などによって模倣されるようになりました。自身の作品があちらこちらで複製されていることを知ったキルバーンは、作品の知的財産を守ろうとしました。作家の権利を守る活動家となり、テキスタイル業界における著作権の保護を議会に訴えた彼は、後のテキスタイル作家たちが繁栄するための道を開いたのです。 しかし努力もむなしく、残念ながらキルバーンは著作権侵害を止めることができませんでした。彼のデザインは模倣され続け、ついに1818年に彼は破産の末に亡くなりました。ここでキルバーンのプリントに再び息吹を与えることができることを嬉しく思います。彼の名前は世界ではそれほど知られていないかもしれませんが、現代の壁紙のデザインやアーツ・アンド・クラフツ運動、そして作家を守る今日の著作権法を通じて、彼の影響を見ることができます。 商品名：【 アネモネ ミディ 】ペーパーブランクス 高級ノート ハードカバー 手帳 カバー：ハードカバー（マグネット式カバー） 中紙：罫線（罫線間隔 6.67mm） サイズ：ミディサイズ（130×180mm） ページ数：144ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：なし 栞紐：1本 Attention! This product is not available for overseas delivery. Please note that your order will be cancelled.

入念な手作業による精緻かつ優雅なデザインのノートです。 フランスのコンデ美術館には、キリスト教弁証家のエウセビオスによって、3世紀か4世紀に初めて書かれたEvangelica praeparatione（福音の備え）を含む、1500点以上の古い写本を所蔵する図書室があります。コンデ美術館所蔵の1540年代版がそこまで特別である理由は、それまで手書きの写本しかなかったEvangelicaの初版本だからです。その風格ある製本を再現しました。 原作品: Chamerot et Renouardによる「ザディーグまたは運命」の装丁 年代: 1893年制作、1747年初版発行 地域: フランス この美しいデザインはもともと、伝説的作家ヴォルテールの小説『ザディーグまたは運命』の装丁に使用されていました。1747年に初版が発行された『ザディーグまたは運命』は、古代バビロニアの賢者ザディーグが主人公の物語。矛盾と並置を驚くほど効果的に活用した哲学小説で、エドガー・アラン・ポーが生み出した「名探偵」、C・オーギュスト・デュパンの起源とされるエピソードも収められるなど、現代推理小説の原点ともいうべき作品です。 ヴォルテール(1684–1778)ほど大きな影響力があり、称賛された作家は数えるほどしかいません。彼の作品は、1870年の普仏戦争敗北から立ち直りつつあった19世紀末のフランスで特に愛されました。フランスの人々は自分たちが思い描く将来の理想像と夢を示すために、深遠な美しさと深い知性を重視。それらの理想は、フランスで国民的人気を博したヴォルテールの作品によって例示されました。代表作『ザディーグ』の復刻に際し、1893年にChamerot et Renouardがパリで制作した、この金色に輝く美しいバインディング（背表紙）が使われたことも驚くに値しません。 商品名：【 ヴォルテール Destiny ミディ 】ペーパーブランクス 高級ノート ハードカバー 手帳 カバー：ハードカバー（マグネット式カバー） 中紙：罫線（罫線間隔 6.67mm） サイズ：ミディサイズ（130×180mm） ページ数：144ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：なし 栞紐：1本

入念な手作業による精緻かつ優雅なデザインのノートです。 フランスのコンデ美術館には、キリスト教弁証家のエウセビオスによって、3世紀か4世紀に初めて書かれたEvangelica praeparatione（福音の備え）を含む、1500点以上の古い写本を所蔵する図書室があります。コンデ美術館所蔵の1540年代版がそこまで特別である理由は、それまで手書きの写本しかなかったEvangelicaの初版本だからです。その風格ある製本を再現しました。 コンデ美術館は、フランスのオワーズに建つ堂々とした威厳にあふれるシャンティイ城の中にあります。図書室に所蔵されている1,500点を超える古い写本と並んで、印刷物や絵画、彫刻、美しい磁器製品など、装飾芸術の優れた作品の膨大なコレクションが複数のホールに展示されています。この美術館はシャンティイ城内でのみ公開し、決して展示スペースに手を加えないという条件付きで、アンリ・ドルレアンがそっくりそのままフランス学士院に寄贈したものです。そのおかげで他に類を見ないこの美術館は、1898年の最初のオープン以来、今日では年間約25万人にもなる来訪者に当初と変わらない体験を提供し続けています。 所蔵コレクションの中でも特に珍しいのは、3世紀か4世紀頃に書かれた弁証家のエウセビオスによる初のキリスト教概論である“Evangelica praeparatione（福音の備え）”です。英語タイトルは“Preparations of the Gospel” で知られています。このエウセビオスの作品が特筆される理由は、他のどこにも保存されていない当時の歴史的および哲学的な文書が含まれているからです。中でもひときわ注目に値するのは、ピュロンが翻訳し、懐疑主義に基づいた“Buddhist Three Marks of Existence（仏教徒の存在の三相）”です。また、フェニキア人司祭のサンキュニアトンによる文書、さらにエウヘメロスが「神々の真の歴史」を発見したとするパンカイア島への旅について記述したディオドルス・シクルスによる文書の概要も含んでいます。 エウセビオス自身によるキリスト教を支持する論説に加えて、そのように幅広い題材を網羅しているという点でも非常に内容の濃い研究書といえます。全部で15冊から構成され、すべてが完全な形で保存されています。また、それまで手書き原稿か複写しか存在しなかった“Evangelica”が初めて印刷された「初版」という意味で、このコレクションは非常に価値のあるものです。1544年にパリで内容が印刷され、1546年にボローニャで製本された特製のセットです。ペーパーブランクスのカルタ・コンデ・エヴァンジェリカの表紙で再現しているのは、アンソロジーの中のブック15にあたる豪華なモロッコ革で製本されたもので、緻密な渦巻きと唐草の模様が施されています。 原作品: Evangelica praeparatione（福音の備え）”の装丁（ブック15） 年代: 1540年代 地域: フランス、イタリア 商品名：【 カルタ・コンデ エヴァンジェリカ ミニ 】ペーパーブランクス 高級ノート ハードカバー 手帳 カバー：ハードカバー（ゴムバンド式） 中紙：罫線（罫線間隔 6.60mm） サイズ：ミニサイズ（95×140mm） ページ数：176ページ、フリーポケット×1 エッジプリント：あり 栞紐：1本